日本人と貯蓄

日本人と貯蓄の関係を考える

貯蓄と日本経済の関係性は

「日本人は貯蓄好き」と言われ、貯蓄するのは大変良いことと教えられてきましたが、どうもそう単純なことではないようですね。みんながせっせと欲しいものもがまんして貯蓄しはじめたら、国の経済の流れが悪くなってしまうというという、「貯蓄悪人説」もネットでは展開されています。

確かに銀行の預貯金高が増えれば、銀行は金利をさげても企業に貸し付けをしやすくなり、企業は経営や設備投資などのためにお金を借りやすくなりますね。その結果、モノは大量に生産しやすくなります。でもそのモノを私達が買う事を控えて貯金ばかりしていたら・・・、お金の流れは確かにそこでストップしてしまいます。生産したモノが売れなくなったら、企業は業績が上がらず、人員や給料を減らしたりし始めるかもしれません。まじめに贅沢せずに貯金していたら、給料が少なくなるというのは何だか変な話ですね。

政府はせっせと貯蓄を美徳として推奨してきました。貯蓄が増えることで政府は税金の他に財源となるものが増えることになります。そうやって戦後の復興もなしとげてきました。貯蓄が政府や企業の事業の財源として利用されることで、国の事業が展開され、人材の雇用や生産力も増えます。安くてよいモノやサービスが創り出され、それを順調に消費できていれば、経済は気持ちよく回転していきますね。私たちは必要なものを消費しながら、順調に給料もふえて貯蓄も増やしていけます。もし日本人が浪費ばかりして貯蓄をしなかったら、銀行は企業へ貸し出す財源がなくなってしまいます。

生産することと消費することのバランスが大事なのですね。そしてその消費や貯蓄の背景には、国の経済に対するはっきりした指針や、安心して将来を考えることのできる年金などの補償が充実していることが不可欠ですね。